精密機器を輸送するために
必要なトラック

北産運輸では精密機器を安全に運ぶために、専用のトラックを用意しています。

エアサスペンション

トラックで荷物を運んでいる時、トラック内では「地震の連続発生」が起きている状態になっています。

図1-2 凸部乗り越え

トラック荷台の状態は...

トラックが走り出すと、積荷は絶えず大小の地震に見舞われることになる。舗装の良い道路であれば“震度2の軽震”程度の上下動。道路工事中の段差、橋と両岸の土床との継ぎ目、マンホールのふたの乗り越え等の道路の凹凸は、積荷には“震度4の中震~震度7の激震”となって上下方向にゆさぶられる。(図1-2参照)
【参考:全日本トラック協会・パンフレット】

このように精密機器は、輸送中にかなりの衝撃を受けています。その衝撃を軽減することができるのが「エアサスペンション」です。エアサスペンションはゴム製のパーツでできており、それに空気圧を利用して振動や衝撃を九州します。価格は通常のサスペンション(リーフサスペンション)より高価になりますが、次のようなメリットがあります。

  • 高い衝撃吸収性

    エアサスペンションはゴム製、空気圧を利用といった特性上、リーフサスペンションに比べ高い衝撃吸収性を持っています。そのため走行中の振動や衝撃を大きく緩和することができ、荷物への負担を大幅に軽減することができます。

  • 水平の維持

    積載する荷物の量に合わせてサスペンションの硬さを自動で調整し、さらに荷台が傾いた場合でも、荷台の水平状態を維持するように自動で調整をします。

  • 車高の調整

    エアサスペンションには振動を吸収する以外にも、もう一つ大きなメリットがあります。それが車高の調整です。サスペンションに入れる空気の量を調整することで、トラックの荷台の高さを上下に調整することができます。そのため、荷物の積み下ろしの際に、荷台をホームや地面の傾斜に合わせることも可能になり、作業効率が上がります。

このように精密機器の運送には、エアサスペンションは必須の装備と言えます。

REFERENCES

パワーゲート

パワーゲートで作業効率アップ、積み降ろし時の荷役トラブルを防ぎます。

図1-2 凸部乗り越え

精密機器運送時のトラブルは、輸送中に限らずトラックへの積込み、荷降ろしのときにも発生します。その積込み・荷降ろし時のトラブル発生を防ぐのに役立つのがパワーゲートです。パワーゲートを使用することで作業員の負担削減、作業効率向上による時間短縮。また納品先での作業まで含めた場合の輸送コストの削減が可能になります。

保有パワーゲート

  • 1t 1.66mm x 2.31m
    4tトラック1tゲート
  • 1.5t 1.83mm x 2.4m
    10tトラック1.5tゲート
  • 2t 2.6mm x 2.39m
    13tトラック2tゲート

    装置重心、バランスにより能力は変化します。

REFERENCES

保有車輌・荷台寸法はこちら 保有トラック一覧

その他の装備

温度調節車

精密機器の中には温度変化に気をつけなければならない機器があります。特に冬場と真夏の輸送には注意が必要です。夏場は庫内温度上昇にともなう外装カバーの変形、冬場は外気との温度差による庫内の結露発生など。それらを防ぐために庫内を一定の温度に保つのが温調車です。弊社の温調車は温度範囲が+5~+25℃(センサー実測値)の間で調整が可能です。

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ユニック車

トラックとクレーン車の機能を併せ持った車輛です。精密機器の積み降ろし作業は大変な重労働で作業条件によっては危険も伴います。ユニック車であれば現場作業員の負担を大幅に削減でき効率よく積み降ろし作業が可能になります。また搬入現場の作業スペースが狭く、トラックとクレーンの2台が設置できない場合もユニック車があれば解決できます。当社ユニック車は精密機器輸送に必要なエアサスペンション・パワーゲートも装備しています。

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